こんばんは、院長の伊藤です。
先日、１８日は休院とさせていただき申し訳ありませんでした。
奈良県獣医師会のセミナーに参加し麻酔学について、再勉強させていただきました。
個々の麻酔薬について、また麻酔薬の組み合わせによりその子に最適な麻酔の選択に幅が広がりました！講師は大阪の動物メディカルセンターの北尾先生でした。とてもわかりやすく、アメリカで研修を積まれた経験や知識をたくさん頂きました。

その二日後の本日、緊急で帝王切開が必要な症例が来られ、すぐにその知識が必要となりました。以前勤務をしていた病院は帝王切開が多く、院長先生の腕前も素晴らしく、正確に何よりスピーディーに手術をされていました。たくさんの症例からたくさん学ばせていただき、さらに今回麻酔学をプラスし手術に挑みました。

手術は、その子の10年後を考え実施しなければなりません。
また、手術後もできる限り痛みを与えず、苦痛を取らなければなりません。
今回、痛みを与えないよう、また生まれてくる子供になるべく影響を与えないよう麻酔の選択を行いました。

帝王切開手術一時間後には、お母さんは立ち上がり尾を触れるくらいになりました。
また、取り出した小さな子達を見せるとすぐに大事そうにお腹に抱きかかえミルクを与え始めました。痛みを与えないよう工夫したとはいえ、手術直後で疲れていると思ったのですが…さすが母は強い！！そう感じました。この子たちがすくすくと大きくなることを願ってます！